◆ ALS と MG
体が動かなくなるやっかいな病気にALSとMGがある。
MG (重症筋無力症; 自己免疫疾患)
ALS (筋萎縮性側索硬化症; 運動ニューロン病)
MG はすでに自己免疫疾患のページでふれた。
MGのやっかいな点は、合併症を引き起こすこと、薬剤誘発性の筋無力症や他のタイプなどがあり紛らわしい。ボツリヌス中毒とも間違えられた事件もあった。
ALS は神経の疾患であり、呼吸困難に至る。
グルタミン酸放出抑制剤のリルゾール(商品名リルテック)は進行を遅らせることが確かめられているる。他に、メチルコバラミン(ビタミンB12誘導体)超大量療法も試みられることがある。対症療法として、呼吸筋麻痺が起こると人工呼吸器を装着する。嚥下障害があると、栄養管理のため胃瘻や中心静脈栄養を使う。その他、QOL向上をはかって、流涎や強制失笑に対する薬物療法を行うこともある。
毛沢東がALSであったことがWikipediaに書かれている。
1972年2月、ニクソンとの会見後に毛沢東が筋萎縮性側索硬化症に罹患していることが判明した。医師団が懸命の治療を行ったが、長年の喫煙による慢性的な気管支炎等が毛の体力を奪っていった。1975年には 白内障 も悪化し、8月に右目の手術をして視力は回復したものの、秋には肺気腫から心臓病を引き起こして深刻な状況となった。毛が最高幹部に直接指示を与えることはほとんどなくなり、甥の毛遠新を連絡員として病床から指示を発するのみとなった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AD%8B%E8%90%8E%E7%B8%AE%E6%80%A7%E5%81%B4%E7%B4%A2%E7%A1%AC%E5%8C%96%E7%97%87
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E7%97%87%E7%AD%8B%E7%84%A1%E5%8A%9B%E7%97%87