2012年9月24日月曜日

神と悪魔のくすり ④

 

◆ モルヒネとヘロイン

サリチル酸からアスピリンができたように、 モルヒネからもヘロインを作ることができます。もし、それほど簡単にできなければ、ヘロインによる中毒被害は抑えられたかもしれません。

 

モルヒネのアセチル化反応で作られるヘロインは、脳へと移行しやすく、そして瞬く間に脳を破壊してしまいます。言葉を変えると、一旦ヘロインが脳に入ると、もうヘロインなしでは、脳は生きられなくなるようです。 禁断症状が現れるということです。

 

ヘロインには もはや神も仏もいません、悪魔だけです。

 
あらためてもう一度、麻薬解説HPを 付記しておきます。

■ 習慣性および耽溺性(たんできせい)があり、連用することによって慢性中毒をおこし、禁断症状を現す一連の薬物の総称で、麻薬取締法で指定された薬物および植物をいう。習慣性とは、薬物を連用した際にその薬物に対する欲求をおこすことをいい、精神的な依存性を示す。耽溺性とは、薬物の連用によってその薬物に対する欲求が強くなり、投与を中止すれば身体的・精神的な混乱を生ずることをいう。なお、麻薬は従来narcotic drugとよばれ、単にnarcoticといえば麻酔薬のことであったが、現在では国際的に麻薬をさすようになっている。


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