Dr.T の 薬学コラム
医療のホットな話題をやさしく解説します。
2012年9月18日火曜日
甲状腺と膵臓 ①
◆ 甲状腺機能亢進症
バセドウ病
は甲状腺の機能が亢進し(すすみすぎ)、甲状腺ホルモンのチロキシンが出過ぎてしまう病気です。
甲状腺刺激ホルモン(TSH)
の受容体に対する自己抗体ができてしまうところが、免疫の異常です。
TSH受容体
が非自己として攻撃を受け、生成した自己抗体が常に受容体を刺激し続けるために、甲状腺ホルモンが出過ぎるわけです。
1型糖尿病
の場合は、インシュリン分泌細胞が、免疫システムの攻撃を受け破壊されます。従って一生インシュリンが出なくなるわけです。
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