2012年12月20日木曜日

薬害の歴史 4

◆ 生物製剤 (動物タンパク) による薬害

サリドマイド、イレッサ、パキシルなどはいわゆる低分子型の医薬品です。分子量がせいぜい500前後の有機化合物で、人工合成化合物です。 人工有機化合物です。


これに対して、生物学的製剤(生物製剤)と呼ばれているものが、ワクチンや血液製剤です。これらには、他の動物のタンパクが含まれています。


抗原=タンパク質=抗体のタ~ゲット

すなわち、ワクチンは弱毒化した病原菌やヒト以外の動物の成分を使って作られます。事故のあった新日本脳炎ワクチンにはウシの血清のほか、ウシ及びブタやヒツジ由来の 動物成分が使われています。

 

従って、生物製剤では免疫反応を起こしやすく、免疫かくらん物質による治療効果を無理やり期待するものもあり、予期せぬ副作用や致死的な作用が現れやすいのです。

 

血液製剤はヒトの血液が原料になっていますが、その血液が病原ウイルスによって汚染されていたために起こったのが、薬害エイズ、薬害肝炎です。



生物製剤は今後も使われ続けると思います。感染症のみならず、癌ワクチンや抗体医薬などは現代医療の最先端で使われる運命にあります。ということは、薬害はなくならない、決して根絶できない公害ということになります。






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