ドラッグキャンデイデイトあるいはドラッガブル分子は医薬品に近い化合物と位置づけられるので、そこを起点に、アドレス部分構造の脱着を器械的に行えば、簡単に重要骨格(コア構造)に行きつける。そのコア構造から出発することはワンストップ創薬の一手となる。アトピー薬へのオリジナルスタデイについて紹介する。
1.すでにある種の鎮静効果を有する一世代坑ヒ剤はアトピー治療のガイドラインに載っている。そのような抗ヒ剤についてさらに微に入り細に行った薬理学的検討をした例がある。
2.今アトピ薬に求められる条件は ①簡便安全な塗り薬(軟膏)であり②既存のステロイド薬や免疫抑制剤とは異なる低分子薬が求められる昨今である。その基本コア構造の指針となる化合物として分子量500以上700以下のものをセレクトし、その最終構造からアドレス構造の脱着を試みた。ほぼ15種のドラキャンから、3種の合成多難な化合物をターゲットにした。まずOPA化合物に着目した流れをサマラいずしておく(他2種はOPAとは異なる製薬会社のものにした)
① OPA化合物からの脱アドレスプロセス。
https://search.yahoo.co.jp/image/search?rkf=2&ei=UTF-8&gdr=1&p=OPA-15406#mode%3Ddetail%26index%3D8%26st%3D0
A.基本骨格に美アリル構造に着目する。
これは、ビアリル型NSAIDsを連想させたので
NHSO2Me をカットした シンプルな構造にした。
さらには カテコール構造も カットする道を選んだ!!
つまりは 化学的不安定性(酸化還元脆弱性)も排除した。
B.問題は ジクロフェナック構造とどう付合うかという一点が
岐路になった!岐路はリバーシブルの峠とみなし
熟考愚考百遍の結果、電子不足系構造を選択することにした。
即ちアシルピリジンかジハロピリジンか?という選択が次の分かれ道
となったが、ハロゲンを避け、アシルピリジン構造の途に分入ることとした。
C.アシルピリジン+ビアリル(モノアリル)構造を
ワンストップ創薬の起点(ベースキャンプ)にし、さらに
山頂への途に登り出した!!!
0 件のコメント:
コメントを投稿