2016年11月9日水曜日

秋穫記 (その1) 2016


★エピゲネチック点眼剤の可能性★

 
 
ようやく これまでの研究結果 が要約できた。
 
ある種のスタチンは 
<EMT誘導> を明確に阻害しており、
それには 二つの独立した経路 がある。


1. 一つは  周知のとおり

メバロン酸経路=下流の遮断であり、
細胞は骨組み不足に至る。
情報伝達は G蛋白不足になり
活発な運動は できなくなる。

 

2.もう一つは独立した <HDAC阻害経路>
即ち HDACによる遺伝子発現の 間接調節機構で
活発に発現した Snail系などを 制御する。

 

言い換えれば、
 ジェネリック化合物の <EMT阻害効果> 
を精査することは
ジェネリック骨格の <HDAC阻害効果>
を解明することと同義であった。
【EMT誘導阻害効果を 調べることは
同時に HDAC阻害剤の 認識である】
 
間接遺伝子調節物質(エピゲネテイック物質)は
上皮細胞などの 表面変性疾患 に有効と考えられ
皮膚細胞、角膜上皮(部分)等の疾患に
スタチン類が有効 であることを強く示唆している。
従って 飲まないスタチンのほうが
目の未病を救う 
可能性が 高い。

  我らの 秋の 収穫期。

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