2014年1月19日日曜日

薬学愛論その2


☆ Face Book に書いた旧友への 薬学・ナウ。


ボクは高校の時は、1年から3年まで一番勉強したのは生物。
NHKテキストも集めた。化学は 試験のためだけの勉強だったし、化学でメシを食おうとは思わなかった!ボクが薬学に入った70年代は、薬学の生物系は、フォーカスが定まっていなかった。おまけに、薬学4年の時に、微生物の教室に入ることも考えたが、教室配属で女性陣のスクラムが強く、ハジキ飛ばされて合成系へと進んだので、薬品合成化学が修士までの専門になった。後は帝京大でズルズルと 製造化学をやり、大塚では 医薬生産部に属したが、圧倒的に面白かったのは 大塚製薬・医薬生産部での仕事、三度のメシより面白かったし、カラオケも格段にうまくなったよ。
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  • 高崎にきてから、薬物代謝、動態の大先輩に出会ったので 
  • なんとか薬を教えられるようになった。
    6年制薬学は化学の上に、薬理学や病理学という臨床的な 花 が咲くようになった。もはや 創薬研究は薬学部ではできない。薬剤師養成という名の おもてなし教育が主流となった。
  • この辺の6年制薬学・ナウ という憂うべき現状について 原稿を作っています。薬剤師という資格と、メシの種を求めて、医学部と同じお金をつぎ込むようなご時世だから、テンションの高い学生は、医学部へ流れていく。濁流の中の6年制薬学だな。教員も、私の周りに限れば、『薬学部が良くなった『という人は、きわめて少ない。
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  • おまけに、スマホ学習の横行がある。おととし薬学7年生(一期生)のリクエストで薬学ブログを始めた。看護学部の授業では、終りの30分だけ、スマホ解禁にして 自習という名の まとめ を行っている。講義はどこでも、PPT、おまけに PPTを配布資料にしている。これをやると、城報収集力とそれと一番重要な、テイスト即ち、情報選別力がつかない。
  • 誰かの意見や考えに イイネ しいているだけだ。 イイネじゃないね!という力量がないと、医療人としては 不十分だ。医師や看護師に イイネ するだけの薬剤師はイラナイ。

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