2014年4月7日月曜日

過剰摂取OD: ビタミンC

★ 明治病根論(改定): ビタミンC と 精神疾患

 
栄養と医学  の知識に欠如した  二十世紀初頭に
世界を相手に戦争をした明治の時代は 

戦死の連鎖
を引き起こした 悪夢の時代  であった。

 <NHK連続テレビ小説:花子とアン の時代である>


 主人公花子が小学校に上がる時は、

日本全国に軍人募集の布告
が行われ、男子の人気職業は 軍人 であった。
それはまた、軍人になれば まともな食  にありつける...
という 貧しい明治の食生活の 鏡像でもあった。

明治という 坂の上の雲に 向かって走る時代は
戦死者と病死者の数が 

同じくらいになる
 歴史的 トラジェデイーの時代  だった。

ビタミンCの歴史も 

人類と病気の歴史 そのものである。
最近になり、ビタミンCの <気分障害との関連> 

が示唆されている。

<< 気分障害とは 一言で表現すれば
「突然なぐりかかる人」症候群であり、
 戦争体験後の 「PTSD」 であり、
アルコール依存の 前兆になる疾患である
メンタル・デイススオーダーであり、
思考秩序の喪失 現象である >>

一方、ビタミンDには 脳エネルギー代謝に関与するという
報告があった。


☆  以下は えんどうまめ先生の NPO HPから抜粋;

ビタミンCが,生体内における酸化防御機構に寄与している事は
周知であるが,<ビタミンと情動(感情)の変化に対する関わり>
については不明な点が多い。

ビタミンCは,情動の変化と密接に関わっている
<神経伝達物質:ノルアドレナリンの生合成に必要な補酵素>

として働き,また脳脊髄液中のビタミンC濃度が
血漿中濃度に比べ高いことを考えると、情動をつかさどる脳内の機
にビタミンCが何らかの役割を担っていることが推察できる。

カナダ:マックギル大学とユダヤ総合病院の調査では,
急性期入院患者60%,外来患者の16%でビタミンCが欠乏している
ことが報告された。

その原因としては,炎症や代謝ストレス(酸化ストレスなど)によ
異化作用の増加でビタミンCの消費が増大したことによると考えられるが,
詳細なメカニズムについては不明である。

別の報告では,ビタミンC欠乏を呈した入院患者の背景を調査したところ,
ビタミンCの低下に急性期反応の有無,生活環境,タバコ及びアルコールの消費などが関連していることが示された。

急性期入院患者におけるビタミンCの欠乏は,
同患者でしばしば認められる<気分障害>の原因になっている
可能性が考えられた。Hoffer博士らはビタミンCを摂取することで
入院患者の気分障害を改善させることができるのではないかと考え検討を行った。

32例の急性期入院患者を無作為に分け,
ビタミンC を500 mgまたはビタミンD を1000 IUのどちらかを1日2回10日間摂取してもらった。ビタミンDは,その欠乏が気分障害に関与している可能性が報告されていることから選択された。

Profile of Mood States(POMS)で気分障害の程度を評価し(高スコアほど深刻な気分障害と定義),血液を採取して血中の各ビタミン濃度を測定した。

ビタミンCを摂取した患者では血漿中,単核白血球中ともにビタミンC濃度が上昇し,気分障害スコアが<34%減少>した。

一方,ビタミンDを摂取した患者では,血漿中のビタミンD濃度は上昇したが,
気分障害スコアには 有意な変化がなかった。

これらの結果から,ビタミンC欠乏を呈した急性期入院患者では,ビタミンCの摂取がその欠乏を改善し,気分障害を軽減することが示唆された。

ビタミンCは野菜,果物などに多く含まれているため,安全で容易に摂取できる。成人の1日あたり摂取推奨量は100 mgである。

☆  食後にビタミンCを100 mg摂取した時では,
その80〜90%が腸管から吸収されるが,5,000 mgの摂取では逆に
20.9%の吸収と <一度に多く摂取した方が吸収率は低下> する。

このことからビタミンCの摂取量は,多いほど体内への吸収率は低下し
排泄率も高くなる。

ビタミンCや栄養機能食品は,
推奨量を目安に摂取するべきと考えられる。

ビタミンCは,気分障害の患者だけでなく,健常者であっても
様々な精神的ストレスによる気分障害の予防に役立つかもしれない

(北陸大学:光本教授=帝京大学薬・1期).
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  • 鳥澤 保廣 健康食品(ビタミンやミネラル、セサミン)などの過剰摂取は 全く無駄なおまじない行為である。お金をドブに捨てるようなもの。ビタミンCは せいぜい、オロナミンC=一日1本 200㎎程度 で十分である。
  • 鳥澤 保廣 過剰摂取した水溶性ビタミンは腎臓にたまる。脂熔性ビタミンは 脂肪組織や 核(ビタミンA)に行く。核内に入る過剰な化学物質は 癌化の引き金になると 考えてよい。

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