2014年11月30日日曜日

癌代謝静止効果を有するジェネリック薬とその活用

たとえば

http://www.google.co.jp/patents/WO2010044404A1?cl=ja



縮合複素環誘導体及びその医薬用途
WO 2010044404 A1



要約書
血漿尿酸値異常に起因する疾患等の予防又は治療薬として有用な化合物を提供する。 本発明は、キサンチンオキシダーゼ阻害活性を有し、血漿尿酸値異常に起因する疾患の予防又は治療薬として有用な、下記式(I)で表される縮合複素環誘導体、そのプロドラッグ、又はその塩等に関する。式(I)中、Tはトリフルオロメチル、ニトロ又はシアノ;環Qはヘテロアリール;X及びXは独立してCH又はN;環Uはアリール又はヘテロアリール;mは0~2の整数;nは0~3の整数;Rは水酸基、アミノ又はC1-6アルキル;Rは、C1-6アルキル、C1-6アルコキシC1-6アルキル等である。

特許請求の範囲(21)

  1. 〔式中、
    Tはトリフルオロメチル、ニトロ又はシアノ;
    環Qは5又は6員環ヘテロアリール;
    及びXは独立して、CH又はN;
    環UはCアリール又は5又は6員環ヘテロアリール;
    mは0~2の整数;
    nは0~3の整数;
    は水酸基、ハロゲン原子、アミノ又はC1-6アルキル(mが2であるとき、2つのRは異なっていてもよい);
    は、
    (i)環Q内の炭素原子に結合している場合は、(1)~(11):
     (1)ハロゲン原子;
     (2)水酸基;
     (3)シアノ;
     (4)ニトロ;
     (5)カルボキシ;
     (6)カルバモイル;
     (7)アミノ;
     (8)それぞれ独立して、置換基群αから選択される任意の基を有していてもよいC1-6アルキル、C2-6アルケニル又はC1-6アルコキシ;
     (9)C2-6アルキニル、C1-6アルキルスルホニル、モノ(ジ)C1-6アルキルスルファモイル、C2-7アシル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6アルコキシカルボニルオキシ、モノ(ジ)C1-6アルキルアミノ、モノ(ジ)C1-6アルコキシC1-6アルキルアミノ、C1-6アルコキシC1-6アルキル(C1-6アルキル)アミノ、C2-7アシルアミノ、C1-6アルコキシカルボニルアミノ、C1-6アルコキシカルボニル(C1-6アルキル)アミノ、モノ(ジ)C1-6アルキルカルバモイル、モノ(ジ)C1-6アルコキシC1-6アルキルカルバモイル、C1-6アルコキシC1-6アルキル(C1-6アルキル)カルバモイル、モノ(ジ)C1-6アルキルアミノカルボニルアミノ、C1-6アルキルスルホニルアミノ又はC1-6アルキルチオ;
     (10)C3-8シクロアルキル、3~8員環ヘテロシクロアルキル、C5-8シクロアルケニル又は5~8員環ヘテロシクロアルケニル;
     (11)Cアリール、Cアリールオキシ、Cアリールカルボニル、5又は6員環ヘテロアリール、5又は6員環ヘテロアリールオキシ、5又は6員環ヘテロアリールカルボニル、Cアリールアミノ、Cアリール(C1-6アルキル)アミノ、5又は6員環ヘテロアリールアミノ又は5又は6員環ヘテロアリール(C1-6アルキル)アミノ;の何れかであり、
    (ii) 環Qの窒素原子に結合している場合は、(12)~(15):
     (12)それぞれ独立して、置換基群αから選択される任意の基を有していてもよいC1-6アルキル又はC2-6アルケニル;
     (13)C2-6アルキニル、C1-6アルキルスルホニル、モノ(ジ)C1-6アルキルスルファモイル、C2-7アシル、C1-6アルコキシカルボニル又はモノ(ジ)C1-6アルキルカルバモイル;
     (14)C3-8シクロアルキル又は3~8員環ヘテロシクロアルキル;
     (15)Cアリール、5又は6員環ヘテロアリール、Cアリールカルボニル又は5又は6員環ヘテロアリールカルボニル;の何れかであり;
    (nが2又は3であるとき、Rはそれぞれ異なっていてもよく、更に、2つのRが、環Q内の隣り合った原子に結合して存在し、それぞれC1-6アルコキシを有していてもよいC1-6アルキルである場合は、結合する環Q内の原子と共に、5~8員環を形成してもよい。);
       置換基群αは、フッ素原子、水酸基、アミノ、カルボキシ、C1-6アルコキシ、モノ(ジ)C1-6アルキルアミノ、モノ(ジ)C1-6アルコキシC1-6アルキルアミノ、C1-6アルコキシC1-6アルキル(C1-6アルキル)アミノ、C1-6アルコキシカルボニルアミノ、C2-7アシル、C1-6アルコキシカルボニル、モノ(ジ)C1-6アルキルカルバモイル、モノ(ジ)C1-6アルコキシC1-6アルキルカルバモイル、C1-6アルコキシC1-6アルキル(C1-6アルキル)カルバモイル、C1-6アルキルスルホニルアミノ、C2-7アシルアミノ、C1-6アルコキシカルボニルアミノ、C3-8シクロアルキル、3~8員環ヘテロシクロアルキル、Cアリール及び5又は6員環ヘテロアリールである〕で表される縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  2. Tがシアノである請求項1記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  3. がCHである請求項1又は2記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  4. がCHである請求項1~3の何れかに記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  5. 環Qがピリジン、ピリミジン、ピラジン、チアゾール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソチアゾール、イソオキサゾール、チオフェン、フラン又はピロール環である請求項1~4の何れかに記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  6. 環Qがピリジン、チオフェン又はピロール環である請求項5記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  7. 環Uがベンゼン、ピリジン、チアゾール、ピラゾール又はチオフェン環である請求項1~6の何れかに記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  8. mが0であるか、又はmが1であり、かつ、環Uが下記式:
    (式中、R1aは水酸基;アミノ;又はC1-6アルキルであり、Aは縮合環との結合を、Bはカルボキシとの結合をそれぞれ表す)で表される何れかの環である、請求項7記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  9. mが0であるか、又はmが1であり、かつR1aが水酸基又はC1-6アルキルである、請求項8記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  10. 環Uがチアゾール環である請求項8又は9記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  11. mが0であるか、又はmが1;かつR1aが水酸基であり、かつ環Uがピリジン環である請求項9記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  12. 1aがメチルである、請求項10記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  13. 1aが水酸基である、請求項11記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  14. nが0であるか、又はnが1~3であり、かつRが環Qの炭素原子に結合するハロゲン原子;水酸基;それぞれフッ素原子、水酸基及びアミノから選択される任意の基を1~3個有していてもよいC1-6アルキル又はC1-6アルコキシ;C1-6アルコキシC1-6アルキル;もしくはC1-6アルコキシC1-6アルコキシ;又は環Qの窒素原子に結合する、フッ素原子、水酸基及びアミノから選択される任意の基を1~3個有していてもよいC1-6アルキル;もしくはC1-6アルコキシC1-6アルキルである、請求項1~13の何れかに記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  15. nが0であるか、又はnが1~3であり、かつRが環Qの炭素原子に結合するハロゲン原子;水酸基;もしくはフッ素原子を1~3個有していてもよいC1-6アルキル;又は環Qの窒素原子に結合する、フッ素原子を1~3個有していてもよいC1-6アルキル;もしくはC1-6アルコキシC1-6アルキルである、請求項14記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  16. キサンチンオキシダーゼ阻害薬である、請求項1~15の何れかに記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  17. 請求項1~15の何れかに記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
  18. 高尿酸血症、痛風結節、痛風関節炎、高尿酸血症による腎障害及び尿路結石から選択される疾患の予防又は治療用である、請求項17記載の医薬組成物。
  19. 高尿酸血症の予防又は治療用である、請求項18記載の医薬組成物。
  20. 血漿尿酸値低下薬である、請求項17記載の医薬組成物。
  21. 尿酸生成抑制薬である、請求項17記載の医薬組成物。
明細書
縮合複素環誘導体及びその医薬用途  本発明は、医薬品として有用な縮合複素環誘導体に関するものである。
 さらに詳しく述べれば、本発明は、キサンチンオキシダーゼ阻害活性を有し、血清尿酸値異常に起因する疾患の予防又は治療薬として有用な、縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ、又はその薬理学的に許容される塩に関するものである。
 尿酸はヒトにおける、プリン体代謝の最終産物である。多くの哺乳類では、ヒトと異なり、肝臓の尿酸酸化酵素(ウリカーゼ)により尿酸がさらにアラントインに分解され、腎臓より排泄される。ヒトにおける尿酸排泄の主な経路は腎臓であり、約2/3が尿中に排泄され、残りは糞便より排泄される。尿酸産生が過剰になったり、尿酸排泄が低下することにより高尿酸血症が起こる。高尿酸血症は、尿酸産生過剰型、尿酸排泄低下型及びその混合型に分類される。この高尿酸血症の分類は臨床上重要であり、治療薬の副作用軽減を考慮して、各分類における治療薬が選択されている(例えば、非特許文献1参照)。

縮合複素環誘導体及びその医薬用途
WO 2010044404 A1

 
 
 
要約書
 
 
血漿尿酸値異常に起因する疾患等の予防又は治療薬として有用な化合物を提供する。
 
 
本発明は、キサンチンオキシダーゼ阻害活性を有し、血漿尿酸値異常に起因する疾患の予防又は治療薬として有用な、下記式(I)で表される縮合複素環誘導体、そのプロドラッグ、又はその塩等に関する。式(I)中、Tはトリフルオロメチル、ニトロ又はシアノ;環Qはヘテロアリール;X及びXは独立してCH又はN;環Uはアリール又はヘテロアリール;mは0~2の整数;nは0~3の整数;Rは水酸基、アミノ又はC1-6アルキル;Rは、C1-6アルキル、C1-6アルコキシC1-6アルキル等である。
 
 
 

特許請求の範囲(21)


  1.  
  2. 〔式中、Tはトリフルオロメチル、ニトロ又はシアノ;
    環Qは5又は6員環ヘテロアリール;X及びXは独立して、CH又はN;環UはCアリール又は5又は6員環ヘテロアリール;
    mは0~2の整数;
    nは0~3の整数;
    は水酸基、ハロゲン原子、アミノ又はC1-6アルキル(mが2であるとき、2つのRは異なっていてもよい);
    は、
    (i)環Q内の炭素原子に結合している場合は、(1)~(11):
     (1)ハロゲン原子;
     (2)水酸基;
     (3)シアノ;
     (4)ニトロ;
     (5)カルボキシ;
     (6)カルバモイル;
     (7)アミノ;
     (8)それぞれ独立して、置換基群αから選択される任意の基を有していてもよいC1-6アルキル、C2-6アルケニル又はC1-6アルコキシ;
     (9)C2-6アルキニル、C1-6アルキルスルホニル、モノ(ジ)C1-6アルキルスルファモイル、C2-7アシル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6アルコキシカルボニルオキシ、モノ(ジ)C1-6アルキルアミノ、モノ(ジ)C1-6アルコキシC1-6アルキルアミノ、C1-6アルコキシC1-6アルキル(C1-6アルキル)アミノ、C2-7アシルアミノ、C1-6アルコキシカルボニルアミノ、C1-6アルコキシカルボニル(C1-6アルキル)アミノ、モノ(ジ)C1-6アルキルカルバモイル、モノ(ジ)C1-6アルコキシC1-6アルキルカルバモイル、C1-6アルコキシC1-6アルキル(C1-6アルキル)カルバモイル、モノ(ジ)C1-6アルキルアミノカルボニルアミノ、C1-6アルキルスルホニルアミノ又はC1-6アルキルチオ;
     (10)C3-8シクロアルキル、3~8員環ヘテロシクロアルキル、C5-8シクロアルケニル又は5~8員環ヘテロシクロアルケニル;
     (11)Cアリール、Cアリールオキシ、Cアリールカルボニル、5又は6員環ヘテロアリール、5又は6員環ヘテロアリールオキシ、5又は6員環ヘテロアリールカルボニル、Cアリールアミノ、Cアリール(C1-6アルキル)アミノ、5又は6員環ヘテロアリールアミノ又は5又は6員環ヘテロアリール(C1-6アルキル)アミノ;の何れかであり、
    (ii) 環Qの窒素原子に結合している場合は、(12)~(15):
     (12)それぞれ独立して、置換基群αから選択される任意の基を有していてもよいC1-6アルキル又はC2-6アルケニル;
     (13)C2-6アルキニル、C1-6アルキルスルホニル、モノ(ジ)C1-6アルキルスルファモイル、C2-7アシル、C1-6アルコキシカルボニル又はモノ(ジ)C1-6アルキルカルバモイル;
     (14)C3-8シクロアルキル又は3~8員環ヘテロシクロアルキル;
     (15)Cアリール、5又は6員環ヘテロアリール、Cアリールカルボニル又は5又は6員環ヘテロアリールカルボニル;の何れかであり;
    (nが2又は3であるとき、Rはそれぞれ異なっていてもよく、更に、2つのRが、環Q内の隣り合った原子に結合して存在し、それぞれC1-6アルコキシを有していてもよいC1-6アルキルである場合は、結合する環Q内の原子と共に、5~8員環を形成してもよい。);
       置換基群αは、フッ素原子、水酸基、アミノ、カルボキシ、C1-6アルコキシ、モノ(ジ)C1-6アルキルアミノ、モノ(ジ)C1-6アルコキシC1-6アルキルアミノ、C1-6アルコキシC1-6アルキル(C1-6アルキル)アミノ、C1-6アルコキシカルボニルアミノ、C2-7アシル、C1-6アルコキシカルボニル、モノ(ジ)C1-6アルキルカルバモイル、モノ(ジ)C1-6アルコキシC1-6アルキルカルバモイル、C1-6アルコキシC1-6アルキル(C1-6アルキル)カルバモイル、C1-6アルキルスルホニルアミノ、C2-7アシルアミノ、C1-6アルコキシカルボニルアミノ、C3-8シクロアルキル、3~8員環ヘテロシクロアルキル、Cアリール及び5又は6員環ヘテロアリールである〕で表される縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  3. Tがシアノである請求項1記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  4. がCHである請求項1又は2記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  5. がCHである請求項1~3の何れかに記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  6. 環Qがピリジン、ピリミジン、ピラジン、チアゾール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソチアゾール、イソオキサゾール、チオフェン、フラン又はピロール環である請求項1~4の何れかに記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  7. 環Qがピリジン、チオフェン又はピロール環である請求項5記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。
  8. 環Uがベンゼン、ピリジン、チアゾール、ピラゾール又はチオフェン環である請求項1~6の何れかに記載の縮合複素環誘導体もしくはそのプロドラッグ又はその薬理学的に許容される塩。

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